デザインの2つの役割

STEP1

今回は、前回の「デザインとは?」を一歩進めた内容です。

デザインには、大きく分けて2つの役割があります。

それが

  1. 機能的デザイン

  2. 情緒的デザイン

です。

この理解があると、後に学ぶ
「読ませる情報」と「見せる情報」の整理が、圧倒的にやりやすくなります。

1. 機能的デザイン

機能的デザインとは、
正しく、早く、迷わず理解させるための設計”です。

具体的には、

・読みやすいか
・見やすいか
・初めて見る人でも理解できるか
・次の行動が明確か
・比較や数字が直感的に把握できるか

などです。

フォント、配色、レイアウト、余白。
すべては「理解のスピード」を上げるために使います。

例:地下鉄マップ

地下鉄マップを想像してください。

路線ごとに色分けされ、駅には番号が振られています。

もし色がなかったら?

一気に理解しづらくなります。

色分けは装飾ではありません。
理解を補助する機能です。

グラフも同じです。

数字を並べるより、棒グラフや円グラフにする方が
瞬時に傾向を把握できます。

これはまさに「情報を設計する」行為です。

色を使うことで格段に早く誤解なくスムーズに理解できると言うことがわかります。

 

機能していないデザインとは?

・読めない
・理解できない
・何をしてほしいかわからない
・誤解を招く

どれだけおしゃれでも、
これが起きていたらデザインは失敗です。

2. 情緒的デザイン

もう一つは、
感情を動かすための設計です。

機能的デザインが「理解」に働きかけるなら、
情緒的デザインは「感情」に働きかけます。

例えば、

ハンバーガーのポスター。

とろけるチーズ
湯気
艶のあるバンズ

見た瞬間に
「おいしそう」
「食べたい」
と感じさせる。

これは説明していません。
感じさせているのです。

ペットショップの広告で
「かわいい」と思わせる。

ビールの広告で
「飲みたい」と思わせる。

これが情緒的デザインです。

 

例えば、ハンバーガーのポスターを見たとき。

瞬間的に「美味しそう!」あるいは「食べたい!」と思わせる。

これは視覚を使って感情に訴えています。

全体的なデザインもわかりやすく説明するよりも、勢いのある様が表現されています。

 

 

とろけるチーズや熱々を表現する湯気など、その暑さや匂いまでを伝えることができます。

デザインと素材で、トッピングが2倍!と言うことをここまでこだわって伝えることができるのです。

 

重要なのは“どちらか”ではない

よくある間違いがあります。

・おしゃれに振りすぎる
・説明に振りすぎる

どちらも極端です。

理解できるけど心が動かない
心は動くけど何をすればいいかわからない

それでは成果は出ません。

「読ませる情報」と「見せる情報」へ

ここで最初の話につながります。

・読ませる情報 → 機能的設計
・見せる情報 → 情緒的設計

情報を分解し、それぞれに役割を持たせる。

それによって、
メリハリのあるデザインになります。

まとめ

デザインには2つの役割がある。

  1. 理解させる

  2. 感情を動かす

制作に入る前に、

・これは理解させる部分か?
・それとも感情を動かす部分か?

この問いを持てるだけで、
デザインの質は確実に上がります。

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