デザインとは?

STEP1
「デザインをする」ということに対してあなたは今どんな印象をもっているでしょうか?

これからデザインを学んでいくあなたに、改めて「デザインとは何か」ということについての定義づけをしていきたいと思い ます。

かっこいい、だけのデザイン?

「デザインを作ってください」 チラシやホームページのなどのデザインの依頼を受注したとき、まずあなたなら何から始めますか?

「おしゃれなチラシにしたい」

「かっこいいホームページがいい」

クライアントからはデザインに対してこのようなご要望をいただくことは珍しくありません。

この講座で学習を進めていくと、おしゃれ、や、かっこいいといった印象を作るのは、デザインの中のほんの一部でしかな い。という事を理解していただけると思います。

デザインで「オシャレ」や「カッコよく」みせることはもちろんできます。

ですが、それ以上に重要な事は目的にあったデザインをするということです。

目的を知らないまま作られるデザインとは、

「デザインしていない」のと、さほど大きくかわらないと考えています。

何のためにデザインをするのか 何を、どうして、誰に、どのように伝えるのか

デザイン制作を行う上で、これを理解しないまま手を動かし始めると、いわゆる「何を伝えたいかわからないデザイン」が出
来上がってしまうでしょう。

作り手が、誰に、何を伝えたいのか、が明確になっていない時、

やはりそれはユーザーにとって、心を動かされるようなパ ワーはないのです。

 

デザイナーは医者?

デザイナーはある種、医者のような役割を果たすと考えています。

患者がきたときに、いきなり手術をする。
こんなことはありえませんよね。

まず、どこがわるいのか?

何が異常なのか?

何が起こったのか?

現状の問題点を把握するためにヒアリングから始めるでしょう。

本人が伝えられない状況の場合も、レントゲンを撮ったり、触手であったり、様々な方法で問題点を探ります。

これと同様に、デザイナーがいきなりデザインする、というのはあり得ないことなのです。

状況は良いのか。

悪いのか。

悪いのであれば、それはなぜか?

どのように改善すれば、それは解決されるのか?

解決するためにはどのようなデザインが必要なのか?

これを1つ1つ確認し、デザインを進めていく必要があります。

「問題点」を把握した時に、初めて、

どのように改善していけ るのか?の道筋がわかり、

それをカタチに落とし込むことができます。

デザインをするときには、まず「目的」について情報を集め、深く考えましょう。

ヒアリングや、時代背景、流行や、デザインのセオリーなど。

その上でどのような世界観が必要なのか(かっこいいのか、オシャレなのか、フェミニンなのか…)

どんなコピーで、どんな レイアウトで、配色は、素材は?

全ての選択の基準は「なにをえらべば、伝えたい人に伝えたいことが伝わるか」です。

チラシを見た人に、来店してもらう

ランディングページから資料請求してもらう

ホームページから月10件の問い合わせが欲しい… など

その目的を選択していくことです。

目的にあわせて、的確なデザインをえらび、作ることができる。

これが今、求められているデザイナーです。

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